補聴器の作り方。《その3・補聴器外来に行く》 [病と障害と。]
補聴器を作りたいなぁ~・・・
ってな相談を難聴外来でしたところ、
「ウチの病院の補聴器外来にかかってみては?」
とすすめられ、やってきました!補聴器外来。
ん?
でも、補聴器外来ってどこにも書いてありませんが??
と思いつつ、待合室にいる患者数は
普段通っている難聴外来よりはるかに少ない。
しばらくすると、院内ポケベルが鳴ったので中待合室へ。
しかし、ポケベルに表示される診察室の数字が、4桁もある。
診察は全て3桁の数字で表される。
4桁と言えば、聴力検査室しか知らないが、
この数字は見たことのない数字だよ?
さて、どこへ行けば??
首をかしげながら中待合室をのろのろ奥へ進むと
「がぶりえるさんですか?」
と、若い女性が声を掛けてきた。
いつも聴力検査をしてくれる技師の格好をしている。
「先に検査しますので。
もう、だいぶ聞き取りの検査をされていないでしょう?」
検査技師のオネーサンが言う。
聴力検査は定期的にしているが、聞き取りの検査は
医師の指示がない限りしないし、できない。
ちなみに、聴力検査とは聞こえる大きさの検査で、
聞き取りの検査とは、言語として
聞き分けられているかの検査のこと。
いつもの聴力検査室へ案内されて、
いつものように、ヘッドフォンをつけられる。
聞き取りの検査は、ヘッドフォンから
アットランダムに流れてくる50音を
ひとつひとつ記入していくはず・・・なのだが、
聞こえた言葉を口頭で知らせてくれとのこと。
う~ん・・・検査技師の耳って、100パーセントの
聞き分けができるのだろうか?
不安に思いつつも、音量を何回か変えながら、
指示どおりに声に出して答えてゆく。
3回程繰り返して、検査終了。
検査技師のオネーサンは、
診察室ではない横それた廊下に面した部屋に案内される。
部屋は診察室ではなく、個人の研究室のようで
パソコンが3台窓際に並んだ狭い部屋で、
部屋の半分を大きなテーブルが占領していた。
検査技師のオネーサンは部屋の奥へ移動し、
大きなテーブルにノートパソコンを広げた
補聴器屋さんを紹介してくれた。
補聴器屋さんが、な、何で??
とあせりつつ、頭を下げて着席。
やおら、補聴器の説明を始める補聴器屋。
ほ、ほ、補聴器、まだ買うって決めてないのにーっ!
補聴器屋が広げたカタログには、20万やら30万の数字が
当たり前のように並んでいた・・・。
≪つづく≫
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